【4月21日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は20日、次期監督としてマルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)氏と「基本合意」に達したと発表した。

 58歳でアルゼンチン出身のビエルサ氏は、チリ代表監督やスペイン1部リーグのアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)の指揮官を務めた経験を持ち、ジョゼ・アニゴ(Jose Anigo)暫定監督の後任として、長い間最有力候補に挙がっていた。

 マルセイユのヴァンサン・ラブルン(Vincent Labrune)会長は、0-0でリール(Lille OSC)と引き分けた同日の試合後、「ビエルサと基本合意している」と述べた。

「合意書は、これから契約部門に提出されるが、内容については、この数日で最終合意に達すると相対的に確信していると言える」

 アニゴ暫定監督は、昨年12月に解雇された前任のエリー・ボー(Elie Baup)氏からマルセイユのトップチームを引き継いだが、シーズン終了後は元のスポーツディレクターに戻ることになる。

 ビエルサ氏は、2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)でチリ代表監督を務める以前に、母国アルゼンチン1部リーグのニューウェルス・オールドボーイズ(Newell's Old Boys)やアルゼンチン代表監督として名を知らしめた。

 同氏は、昨季終了後に2シーズンを過ごしたスペイン北部バスク(Basque)地方に本拠地を置くビルバオを去った。

 マルセイユは現在リーグ6位につけており、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2014-15)出場はほぼ絶望的とみられている。(c)AFP