【4月21日 AFP】イエメンで19・20日の両日に行われた無人機攻撃により、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装組織の戦闘員とみられる40人以上が死亡した。

 南部アビヤン(Abyan)州の地元部族長によると、同州の山岳地帯で20日、「アラビア半島のアルカイダ(Al-Qaeda in the Arabian PeninsulaAQAP)」の訓練キャンプに米軍の無人機が「ミサイル数発」を撃ちこみ、戦闘員30人以上が死亡、多数が負傷した。

 また国営サバ(Saba)通信は、中部バイダ(Baida)州でも19日に無人機攻撃があり、アルカイダ系戦闘員10人と民間人3人が死亡したと伝えているが、攻撃を実施した主体については触れていない。

 イエメンで無人機攻撃を実施しているのは米国のみ。イエメンのアブドラボ・マンスール・ハディ(Abdrabuh Mansur Hadi)大統領はこれを支持しているが、民間人にも被害が出ていることから人権団体などは無人機を用いた攻撃を非難している。(c)AFP/Fawaz al-Haidari