ウクライナ東部で銃撃戦、「4人死亡」と地元指導者
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【4月20日 AFP】(一部更新、写真追加)ウクライナ東部スラビャンスク(Slavyansk)近郊で20日未明に銃撃戦があり、襲撃してきた側の1人と親ロシア派武装集団の3人の合計4人が死亡した。地元指導者のバチェスラフ・ポノマリョフ(Vyatcheslav Ponomarev)氏が記者団に語った。
同氏によると、銃撃戦は親ロシア派武装勢力が支配するスラビャンスクの東の村に築かれたバリケードで起きたという。攻撃してきた勢力の正体は分かっていない。
現場にいた親ロシア派武装勢力の1人はAFPに、4台の車に分乗した約20人の襲撃者が20日未明に自動小銃で親ロシア派を銃撃したが、死傷者については分からないと語った。
ロシアとウクライナ、米国、欧州連合(EU)は先週の外相級4者協議で、武装勢力に対して占拠している建物からの退去を求めることで合意した。ただ、ウクライナからの分離を求める武装勢力は、工業地帯である同国東部で引き続き複数の町を掌握している。
ウクライナ当局は、21日に復活祭(イースター)休暇が終わるまで武装勢力に対する軍事行動を中断し、合意履行を促す姿勢を表明している。(c)AFP/Genia SAVILOV