【4月20日 AFP】ボクシング、IBF・WBA世界ライトヘビー級王座統一戦が19日、ワシントンD.C.(Washington D.C.)のDCアーモリー(DC Armory)で行われ、IBF王者のバーナード・ホプキンス(Bernard Hopkins、米国)が判定の末2-1(116-111、116-111、113-114)でWBA王者のベイブット・シュメノフ(Beibut Shumenov、カザフスタン)に勝利した。

 これによって、ボクシング史上最年長の世界王者である49歳のホプキンスに、史上最年長の統一王者の肩書が加わることになった。

 年齢を感じさせない驚異の王者ホプキンスは「最高の夜になった。俺は特別な人間だ。特別は特別さ。特別の定義なんてない」とコメントした。

 ホプキンスは11回に自分よりも若く、体格に勝る相手からダウンを奪い、IBFのタイトルを防衛するとともに、シュメノフからWBAのタイトルを奪っている。

 2015年1月には50歳になるホプキンスは、その前にWBCのタイトルを奪取して、誰もが認める王者になることを次の目標に挙げている。

「俺の仕事はジャッジを気にすることじゃない。いい準備をして、50歳になる前に3団体の統一王者になることだ」

 ホプキンスはこれで戦績を55勝6敗(32KO)に伸ばし、一方のシュメノフは14勝2敗となった。

 敗れたシュメノフは「判定はどうでもいい。気に入らないのは自分の戦い方だ。戦略を誤った。非常に腹が立つ。勝利を得ることはかなわなかったが、それでも私は真の戦士だ」とコメントした。(c)AFP/Jim SLATER