シリア政権がイスラム武装勢力に浸透、アルカイダのトップが示唆
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【4月19日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の最高指導者アイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者が、アルカイダ系メディアが伝えたインタビューの中で、シリア内戦に参戦し相互の亀裂が深まっているイスラム武装勢力各派に団結を呼びかけていたことが分かった。
米民間情報機関のSITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)は、このインタビューは今年2月以降に行われたとみている。
インタビューの公開に先立ち、イスラム武装勢力「イラク・レバントのイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」は、「正しい道から離れている」としてアルカイダを批判していた。
SITEインテリジェンス・グループによるとザワヒリ容疑者はインタビューの中で、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領政権が、トラブルの種をまく目的で各イスラム武装勢力に浸透しているとほのめかし、ISILの主張を否定したという。(c)AFP