地球サイズの惑星を発見、生命居住可能領域で初 NASAなど
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【4月18日 AFP】太陽以外の恒星のハビタブルゾーン(生命居住可能領域)内に存在する地球サイズの惑星が初めて発見されたとの研究論文が、17日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。太陽系外に存在する可能性のある生命を探す試みに、一歩前進がみられた。
米航空宇宙局(NASA)のエイムズ研究センター(Ames Research Center)などの研究チームが発表した論文によると、「Kepler-186f」と名付けられたこの系外惑星は、NASAのケプラー(Kepler)宇宙望遠鏡による観測で見つかったという。
地球から約500光年の距離にあるKepler-186fは、主星からの距離が近すぎず遠すぎもしないため、生命を育むのに不可欠な要素と考えられている液体の水が存在する可能性がある。
論文の主執筆者で、エイムズ研究センターSETI研究所(SETI Institute)のエリザ・キンタナ(Elisa Quintana)氏は、この惑星が「地球と似た性質を持つのに適した大きさで、かつ適した距離にある」と指摘する。