アラスカは併合するには「寒すぎる」、プーチン大統領が冗談
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【4月18日 AFP】愛国心に突き動かされたロシアの国民たちは帝政時代に米国に売却された米アラスカ(Alaska)州を取り戻してほしいとウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に懇願している。だがプーチン氏の返答は、「アラスカは寒すぎる」というものだった。
17日にテレビで放送された毎年恒例の国民との対話番組でプーチン氏は、ウクライナのクリミア(Crimea)半島を併合したのに続きアラスカも取り戻すことは可能かと、ある年金生活者から質問された。
プーチン氏は、「ファイーナ・イワノブナさん、あなたはどうしてアラスカが必要だと思うのですか」と切り返した。「われわれは北国だ。国土の70%は北部や極北にある。アラスカも寒いですよ。あまり先走らないようにしましょう」
18世紀からロシア人が定住していたアラスカは、1867年に米国に売却された。同州の小さな村では現在も、ロシア語の単語を使っていたり、ロシア正教の神学校があったりする。(c)AFP