【4月18日 AFP】FCバルセロナ(FC Barcelona)と対戦したスペイン国王杯(Copa del Rey 2013-14)決勝で、レアル・マドリード(Real Madrid)のギャレス・ベイル(Gareth Bale)が挙げた決勝点に対し、スペイン国内から称賛の声が上がっている。

 ベイル本人が「夢が叶った」とタイトル獲得の喜びを表現するなか、スペイン各紙は17日、同選手が持つ脚力と力強さに敬意を表した。

 マドリード(Madrid)の日刊スポーツ紙「マルカ(Marca)」は、ベイルを1面で取りあげ、平均時速27キロメートルで58メートルを駆け抜けた独走ゴールを詳しく紹介した。

 そして内側のページでは、その爆発的なスピードを武器に五輪で6個の金メダルを獲得している陸上短距離のウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)になぞらえ、ベイルを「ギャレス・ボルト」と命名した。

 同じくスポーツ紙「アス(AS)」は、「弾丸ベイルでタイトル奪取」と見出しをつけ、同じ高額加入選手として比較されることも多かったバルセロナのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)との直接対決にもこれで決着がついたとの見解を示した。

 国王杯で挙げた決勝点は、今シーズンここまで大一番とされてきた試合での欠場が続き、そのことで多くの批判を浴びていたベイルにとっては、完璧な反撃となった。