サメは「生きた化石」ではなかった? 定説覆す化石発見
このニュースをシェア
■サメの祖先は「硬骨魚類に似ていた」
研究チームは、この頭蓋骨化石がサメの頭蓋骨とは大きく異なっており、むしろ硬骨魚類に似ていることを発見した。
「この顎口類の共通の祖先は、現代の軟骨魚類よりもむしろ硬骨魚類によく似ている」「これは伝統的な科学的思考を覆すものだ。現代のサメは生きた化石ではなく、祖先から大きく異なった姿をしているのだ」(プラデル氏)
これまで長らく、顎口類の初期の進化を知るためにはサメを研究するのが良いとされてきたが、この研究により、サケやマグロを研究する方が有用な可能性があることが示唆された。(c)AFP