前NY市長、銃規制の推進に51億円投入へ 反規制派に対抗
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【4月17日 AFP】米ニューヨーク(New York)のマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)前市長は16日、銃規制強化法の成立を目指す新たな取り組みに今年、5000万ドル(約51億円)を投じる方針を表明した。
同氏の資金は、銃による暴力の削減を掲げて新設される全国組織「エブリタウン・フォー・ガン・セーフティー(Everytown for Gun Safety)」に投入される。新組織の会長に就任するブルームバーグ氏は、この取り組みが最終的に、反銃規制ロビー団体「全米ライフル協会(National Rifle Association、NRA)」の強大な影響力をしのぐようになることを期待している。
米国では近年、多数の犠牲者を出す銃乱射事件が相次いでいるが、銃規制強化法案はNRAなどの反対派からの激しい反発を受け昨年、連邦議会で否決された。
こうした中で立ち上げられる「エブリタウン・フォー・ガン・セーフティー」について、ブルームバーグ氏は「全米各地をむしばむ銃の暴力を減らすための大規模な新キャンペーンの始まりに過ぎない」と述べている。(c)AFP