宇宙を泳ぐ青色の「おたまじゃくし」、ハッブル宇宙望遠鏡
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【4月16日 AFP】宇宙空間の暗闇を泳ぐ青いオタマジャクシの様に見える宇宙空間のガスとちりの固まり。米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が捉えた。
IRAS 20324+4057、通称「おたまじゃくし(the Tadpole)」の「頭」の部分には、星形成の初期段階である「原始星」が複数存在する。そのうち、黄色に輝く原始星が画像では最も明るく、大きく写っている。この原始星が周囲から十分な質量を獲得すると、「一人前の星」になる。
強い青色の発光は、周囲の星々からIRAS 20324+4057に照射されている紫外線で、長く波打つオタマジャクシの「尾」も描いている。
大きさは、頭から尾の先まででおよそ1光年。太陽の質量の4倍に相当するガスで構成されている。(c)AFP