【4月11日 AFP】国際通貨基金(International Monetary FundIMF)のクリスティーヌ・ラガルド(Christine Lagarde)専務理事は10日、日本に対し、女性の労働参加を促進する方策を提起する意向を明らかにした。

 IMFは先に発表した「世界経済見通し(World Economic Outlook)」で、2014年の日本の経済成長率予想を下方修正するとともに、安倍晋三(Shinzo Abe)首相が約束した経済財政政策「アベノミクス(Abenomics)」の「第3の矢」となる構造改革の実行を求めた。

 こうした中、ラガルド専務理事はIMF・世界銀行(World Bank)春季会合出席のため米ワシントンD.C.(Washington D.C.)を訪問中の麻生太郎(Taro Aso)財務相と会談し、「行程表はどのようになっているのか、またどの程度まで改革を行うのか」について協議する予定だと述べた。

「特に、労働市場改革に重点を置くつもりだ。日本の女性の労働市場への参加を促進するためだ。われわれIMFは、それが構造改革における極めて重要な要素だと考えている」とラガルド氏は語った。(c)AFP