「バチカンがタカを飼う」、カトリック誌の遅いエープリルフール
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【4月10日 AFP】ローマ法王が放ったハト2羽がカラスとカモメによって相次いで殺された1月の出来事を受け、バチカン(ローマ法王庁)はハトを守るためのタカを飼うことを決めた──。このようなニュースが今週のカトリック系週刊誌「Credere」に掲載される予定だが、実はこれ、1週間遅れのエープリルフールだった。
Credere紙の記事では、バチカンが1月に起きた出来事を受けてタカの飼育を決めたとし、イタリア北部で特別な訓練を受けた「シルビア(Sylvia)」がバチカンの衛兵に渡されたとしている。
この記事は10日のCredere紙に掲載されることになっており、他の新聞社なども伝えているが、バチカン当局者はAFPの取材に「彼らの選んだエープリルフール」だったことを明らかにした。
バチカンでは年に数回、平和の象徴としてハトを放つ行事が行われている。しかし今年1月26日にサンピエトロ広場(St Peter's Square)を見下ろす窓から子ども2人とともに法王が2羽のハトを放った際、ハトが2羽とも中空で別の鳥に攻撃されていた。(c)AFP