【4月9日 AFP】消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便の捜索を指揮するオーストラリアのアンガス・ヒューストン(Angus Houston)前国防軍司令官は9日、同国の艦船「オーシャン・シールド(Ocean Shield)」が、機体の捜索活動中にさらに2つの信号を探知したと発表した。

 信号は8日の午後と夜に探知され、1つ目は5分32秒、2つ目は約7分間続いていたという。これにより、同艦船が探知した信号は計4つとなった。

 また、今週これに先立ち探知されていた2つの信号を分析した専門家チームは、2つの信号が「ブラックボックス」と呼ばれるフライトレコーダー(で使われる信号)の種類と仕様と一致するものであると確信できる結果が出たという。ヒューストン氏は、信号探知を続けることで、海底の捜索領域を狭め、不明機の残骸を「数日中」に発見できることを期待していると述べている。(c)AFP