領有権問題、「中国からは事を起こさない」 常国防相
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【4月8日 AFP】中国の常万全(Chang Wanquan)国防相は8日、周辺諸国との領有権問題について、中国の側から「事を起こす」ことはないと、訪中したチャック・ヘーゲル(Chuck Hagel)米国防長官との共同記者会見で語った。
日中間では、東シナ海(East China Sea)の尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)の領有権などをめぐり緊張が続いており、世界にはアジアの二大国である日中の衝突への懸念が高まっている。
常国防相は、中国は問題を平和的に解決していく用意があるとする一方で、領有権をめぐって問題となっている島々については「中国の主権は疑う余地はない」と述べ、領有権問題では「いかなる妥協もしない」と言明した。
また日中関係は「深刻な困難」に直面していると述べ、米国が日本を抑制するよう期待していると語った。(c)AFP/Daniel DE LUCE