ウクライナ、東部ハリコフの庁舎から親ロシア活動家を排除 内相
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【4月7日 AFP】ウクライナ東部ハリコフ(Kharkiv)で行政庁舎が親ロシア派の活動家たちに占拠されていた事件で、アルセン・アバコフ(Arsen Avakov)内相代行は7日、活動家らは庁舎から排除されたと自身のフェイスブック(Facebook)で明らかにした。一方、排除の詳細については触れていない。
ハリコフでは6日、親ロシア派の活動家らが警察の警備網を突破し複数の行政庁舎を占拠していた。同じ日、ドネツク(Donetsk)とルガンスク(Lugansk)でも行政庁舎が親ロシア派の活動家らに占拠された。
ハリコフなど東部で起きた親ロシア派の活動家らと警察との衝突は、ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)前大統領の親ロシア政権が失脚した2月22日以降、親欧米のウクライナ新政権が取り組まなければならない重要な課題が待ち受けていることを示している。
ウクライナ東部の複数の地域では、ウクライナからの独立を求める機運が高まっており、来月25日のウクライナ大統領選挙とともにロシアへの帰属を問う国民投票の実施を求める地域も出ている。(c)AFP