アジア人権報道賞、AFPが3部門で受賞
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【4月7日 AFP】香港(Hong Kong)で6日、アジア地域での優れた人権報道に与えられる「ヒューマン・ライツ・プレス・アウォーズ(Human Rights Press Awards)」の第18回授賞式が開催され、南アジアでの報道での質が高く野心にあふれる記事や写真が評価されたフランス通信(Agence France-Presse、AFP)が3部門で受賞した。
以前はインド・ニューデリー(New Delhi)支局で記者を務めていたアム・カナンピリ(Ammu Kannampilly)現ネパール支局長は、「インドのネズミ穴炭坑で働く子どもたち」の記事で、英語オンライン部門の最高賞を受賞。
ニューデリー支局のシャーロット・ターナー(Charlotte Turner)記者は、スリランカ内戦の舞台となった北部で起きる、内戦によって夫を亡くした女性たちに対するレイプと虐待の記事で、功労賞を受賞。
バングラデシュ・ダッカ(Dhaka)のムニル・ザマン(Munir uz Zaman)写真記者は、2013年4月に縫製工場が入る複合施設「ラナプラザ(Rana Plaza)」が崩壊し、1100人以上が死亡した事故現場の悲痛な光景を撮った一連の写真で、フィーチャー写真部門を受賞した。
アジア全域を対象とする同賞は、香港記者協会(Hong Kong Journalists Association)、香港外国記者会(The Foreign Correspondents' Club, Hong Kong)、アムネスティ・インターナショナル香港(Amnesty International Hong Kong)が共同で毎年開催している。(c)AFP