【4月7日 AFP】欧州では初の可能性があるレズビアン(女性同性愛者)専用の埋葬地が6日、ドイツの首都ベルリン(Berlin)にあるキリスト教ルーテル教会(Lutheran Church)の森林墓園に開設された。

 埋葬地は、ベルリン市東部のアレクサンダー広場(Alexanderplatz)に近いプレンツラウアーベルク(Prenzlauer Berg)地区にある、200年の歴史を持つゲオルゲン教会区(Georgen Parochial)墓地の一角に作られた。

 既に自分の埋葬場所を予約済みだというOsterlandさん(69)はAFPに対し、「このアイデアは4年前、レズビアン団体ザフィア(Safia)の間で生まれました。高齢を迎えるメンバーたちが、どこに埋葬されたいか、自らに問いかけたのです」と語った。「私たちは、一緒に暮らし、愛し、働き、闘った人たちとずっと一緒に居続けたいと思いました」

 新たに造園整備された400平方メートルの広さのこの埋葬地は、曲がりくねった砂の歩道と、80体の遺体や遺灰壷を納めるスペースがある。(c)AFP