【4月7日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーのメジャー第1戦、クラフト・ナビスコ選手権(Kraft Nabisco Championship 2014)は6日、米カリフォルニア(California)州ランチョミラージュ(Rancho Mirage)のミッションヒルズCC(Mission Hills Country Club)で最終日が行われ、レクシー・トンプソン(Alexis "Lexi" Thompson、米国)が通算14アンダーで優勝した。

 トンプソンは最終日を4アンダーでホールアウトし、LPGAツアーでここ4年勝利に見放されている同胞の2位ミッシェル・ウィ(Michelle Wie)に3打差をつけた。

 19歳1か月と27日で今大会を制したトンプソンは、歴代2番目の若さでメジャー大会優勝を飾った女子選手になった。

 3日目を終え首位タイに並んでいたトンプソンは、最終18番で約30センチの距離からパットを沈めタイトル獲得を決めた。これに歓喜した家族はトンプソンをもみくちゃにすると、その頭にビールをかけて祝福した。トンプソンはその後、キャディーらと18番ホールのグリーン脇にある池に飛び込み、喜びを表現した。

 前半9ホールで4バーディーを奪ったトンプソンは、ノーボギーでラウンドを終えた。

 一方24歳のウィは、17番ホールで短いパットを決めきれずこれをボギーとすると、最終ホールを控えトンプソンに4打差を許す状況としてしまった。最終18番でようやくバーディーを奪ったウィだったが、パー3の8番と17番をはじめとする3ホールでボギーをたたいた後では、時すでに遅しだった。

 ウィは最終的に4バーディーを記録したものの、この日のスコアは1アンダーに留まり、通算11アンダーの2位に終わっている。

 3位には通算7アンダーのステーシー・ルイス(Stacy Lewis、米国)が、4位タイには通算6アンダーでクリスティ・カー(Cristie Kerr、米国)とパク・セリ(Se Ri Pak、韓国)がそれぞれ入った。(c)AFP