明朝時代の磁器の逸品、落札価格40億円との予想も
発信地:香港
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【4月6日 AFP】現存わずか19個とされる中国・明朝時代の磁器の酒碗が、8日に香港で行われるオークションに出品される。予想落札価格は最高で3800万ドル(約39億2500万円)で、最高記録を塗り替える可能性がある。
競売大手サザビーズ(Sotheby's)が5日明らかにしたところによると、この小さな酒碗は明朝の成化帝(在位期間1465-87年)の時代に作られ、白地にニワトリの親子の彩色画が施されている。
サザビーズ・アジアのニコラス・チャウ(Nicolas Chow)副会長は、落札価格が3億香港ドル(約40億円)を上回る可能性もあるとコメントした。仮にその水準で落札された場合、同社が扱った中国の美術品や陶磁器の落札価格として世界最高記録を塗り替える見通しだ。(c)AFP