【4月5日 AFP】インド・ムンバイ(Mumbai)の裁判所で4日、集団レイプ事件2件で有罪となった3人の男に死刑が言い渡された。昨年の法改正で、性犯罪を繰り返した場合により重い刑罰が科されるようになって以来、初の死刑判決となった。

 数々の性的暴行事件に対する一連の抗議活動を受け、政府は昨年、法律の改正を行い、レイプ事件で有罪となった者に対し、再犯者の死刑を含む厳しい処罰が与えられることになった。

 4日に死刑判決を受けた3人は、昨年7月と8月の集団レイプ事件に関与し、うち1件は、同僚男性と取材中だった女性カメラマン(22)をムンバイの廃工場で暴行したもの。犯行に加わった他の2人は、終身刑を受けた。

 シャリニ・ファンサルカ・ジョシ(Shalini Phansalkar Joshi)裁判長は、「このような事件は絶対に容認してはならない。社会に対し、明確なメッセージが必要だ」と判決を言い渡した際に述べた。

 同日には、南部ケララ(Kerala)州で、1996年に当時16歳の女子学生に車内、家、ホテルの部屋で40日にわたり何度も性的暴行を行った集団レイプ事件で24人が有罪判決を受けた。(c)AFP/Aditya PHATAK