【4月4日 AFP】トルコ政府は3日、大きな批判を呼んでいたマイクロブログのツイッター(Twitter)を遮断する措置を解除した。ツイッター遮断が表現の自由の侵害に当たるとした憲法裁の判決から24時間後の遮断解除となった。

 レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は、自身とその側近が汚職に関与したことを示唆する漏えい情報がツイッター上で拡散されたことを受け、先月20日にツイッターを遮断していた。

 トルコと共に北大西洋条約機構(NATO)に加盟する欧米諸国や国際人権団体などは、現在も続く動画投稿サイトのユーチューブ(YouTube)の遮断とともに、ツイッターの遮断をトルコの民主主義の後退であるとして、強く非難していた。

 今月2日にはトルコ憲法裁がツイッターの遮断は表現の自由に反するとして、即時解除を命じていたが、政府が対応するまでに24時間かかった。(c)AFP/Fulya OZERKAN