【4月3日 AFP】ホワイトハウス（White House）を1日に表敬訪問し、バラク・オバマ（Barack Obama）米大統領と「セルフィー（自分撮り）」を撮影した米大リーグ（MLB）のスター選手が使ったのは韓国サムスン電子（Samsung Electronics）のスマートフォン（多機能携帯電話）だった──。サムスンは2日、この口コミを利用した「バイラルマーケティング」作戦の成功について喜びのコメントを発表した。

 オバマ大統領は1日、2013年シーズンのワールドシリーズを制したボストン・レッドソックス（Boston Red Sox）をホワイトハウスに招待した。その際、レッドソックスのデビッド・オーティス（David Ortiz）選手はオバマ大統領と一緒にセルフィーを撮影し、画像をツイッター（Twitter）に投稿した。

 サムスンはこの画像をすぐにリツイートした。

 サムスンは先月のアカデミー賞（Academy Awards）授賞式でも、司会者のエレン・デジェネレス（Ellen DeGeneres）さんがサムスンのギャラクシー（Galaxy）端末を使ってハリウッドの有名俳優たちとセルフィーを撮影した出来事を通じて「広報作戦」の成功を収めている。

 オーティス選手のセルフィー撮影についてサムスンは、米紙ボストン・グローブ（Boston Globe）で声明を発表し、「ホワイトハウスに訪問すると聞いたので、画像をファンと共有する方法をデビッドさんとチームに教えた」と述べた。

「彼がノート3（Note 3）端末を使って撮影できるかどうか、撮影できたとして何を撮影するかについては確証はなかった。あのような本物の歓喜と興奮の瞬間を捉えることの手伝いができて、われわれは光栄だ」

 米誌「スポーツ・ビジネス・ジャーナル（Sports Business Journal）」によると、ワールドシリーズの最優秀選手（MVP）に選出されたオーティスさんは最近サムスンと契約したばかりだという。(c)AFP