【4月3日 AFP】(一部更新)米テキサス(Texas)州のフォートフッド(Fort Hood)陸軍基地で2日に起きた発砲事件で、同基地の司令官は、容疑者を含む4人が死亡、16人が負傷したと発表した。容疑者はイラク帰還兵で、精神的な問題を抱えて治療を受けていたという。

 フォートフッド基地のマーク・ミリー(Mark Milley)司令官は記者会見し、「事件がテロと関連していることを示唆するものはない」と述べた。容疑者は自殺したという。死傷者は全員が軍属だった。

 犯行に使われたのはスミス&ウェッソン(Smith & Wesson)の45口径半自動式拳銃で、容疑者が最近、基地周辺で購入したものだという。

 容疑者は2011年に4か月間イラクに派遣された後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)かどうかの確定診断結果を待っているところだったという。

 同基地では2009年11月、陸軍少佐のニダル・マリク・ハサン(Nidal Malik Hasan)死刑囚が銃を乱射し、13人を殺害する事件が起きている。(c)AFP