【4月3日 AFP】ドイツ最大の航空会社ルフトハンザ航空(Lufthansa)のパイロットたちが2日、賃上げと退職条件改善を求め、同社史上最大規模のストライキを開始した。4日までの3日間に約3800便が欠航となり、42万5000人の乗客が影響を受ける見込みだ。

 ストは現地時間1日午前0時(日本時間2日午前7時)に始まり、4日午後11時59分(同5日午前6時59分)に終わる予定。同社子会社のジャーマンウイングス(Germanwings)や貨物航空会社ルフトハンザ・カーゴ(Lufthansa Cargo)にも影響を及ぼす。

 ルフトハンザの事業責任者ヴェルナー・クノール(Werner Knorr)氏は記者会見で、労使間の交渉はストが終わってから再開される見込みとの見解を示した。

 ルフトハンザは混乱を避けるため、乗客に便の変更の最新情報をテキストメッセージやEメールで知らせるとともに、他の航空会社への振り替えを受け付けている。

 ドイツ最大のフランクフルト(Frankfurt)空港は2日も平穏で、チェックインターミナルにはほとんど列はない。また就航中の便は正常に運航している。(c)AFP/Simon MORGAN