第2次大戦時の砲弾が爆発、7人死亡 タイ
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【4月2日 AFP】タイの首都バンコク(Bangkok)で2日、第2次世界大戦(World War II)時の重さ225キロの砲弾が、スクラップ金属の倉庫で爆発し、少なくとも7人が死亡、19人が負傷した。当局によれば、倉庫の作業員たちは砲弾を解体しようとしていたという。
砲弾は建設現場で発見され、建設業者からスクラップ業者へ売却されていた。スクラップ業者は、砲弾は信管が外され処理が施されていると思っていたという。
地元警察は、この砲弾は恐らく第2次世界大戦時に使用された不発弾だと指摘し、「倉庫の作業員たちは砲弾が爆発することはないと考え、金属裁断機を使って砲弾を切り開いたところ、爆発を引き起こした」と話した。
エラワン(Erawan)の救急センターは最新の情報として、7人の死亡が確認され、19人が負傷したと発表した。死者のうち5人は現場で死亡したという。
警察の爆発物専門家によると、現場では爆発により巨大なクレーターのような穴ができた他、半径500メートル以内の建物に被害が出たという。(c)AFP