【4月1日 AFP】スウェーデン警察は1日、サッカースウェーデン1部リーグが行われた同国南部ヘルシンボリ(Helsingborg)で、サッカーファンの男性が頭部を負傷して死亡した事件に関連し、男一人を逮捕したと発表した。

 警察の広報担当者はAFPに対し、28歳の容疑者が31日遅くに警察署に自ら出頭したと述べ、報道内容を認めた。

 被害に遭った44歳の男性は、30日に行われたユールゴーデン(Djurgardens IF)とヘルシンボリ(Helsingborgs IF)の試合開始30分前に、ヘルシンボリの中心街で起きた衝突により頭部に重傷を負って搬送され、試合開始直後に病院で死亡した。

 その後、試合の最中にユールゴーデンのサポーターが「人殺し、人殺し」と合唱し始めてピッチに侵入し、審判が試合の打ち切りを宣言せざるをえなくなった。

 スウェーデンサッカーで、フーリガンの暴動による死者が出たのは、2002年にストックホルム(Stockholm)の中心街で行われたIFKイエーテボリ(IFK Gothenburg)とホームのAIKソルナ(AIK Solna)との試合で、サポーター一人が死亡して以来、2例目となった。(c)AFP