【4月1日 AFP】マレーシアの民間航空当局は3月31日夜、行方不明となっているマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便の操縦室から管制官に向けて最後に発せられた言葉は、当初伝えられていた「了解、おやすみ」というくだけた表現ではなく、「おやすみ、マレーシア370」だったと発表した。

 捜査当局は現在、この言葉を発したのが機長か副操縦士だったのかを調べているという。一方、マレーシア航空のアフマド・ジャウハリ・ヤヒヤ(Ahmad Jauhari Yahya)最高経営責任者(CEO)は3月17日、操縦室からの最後の言葉を発したのは副操縦士だったとみられると発表している。

 マレーシア当局は同機の捜索について何ら隠し事はしていないと主張しているが、乗客乗員の身元調査など、同機が消息を絶った理由を解明する捜査の詳しい情報は公表しておらず、今回の発表により、不明機捜索をめぐるマレーシア当局の対応への批判はさらに高まりそうだ。(c)AFP