極限スポーツ「ウイングスーツフライング」で2人死亡、スイス
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【3月31日 AFP】スイス・アルプスで、特殊スーツを着用して行うスカイダイビングの一種「ウイングスーツフライング」に挑戦していた3人が牧草地に墜落し、2人が死亡、1人が重傷を負った。地元警察が30日、明らかにした。
スイス中部ベルン(Bern)州警察によると、事故が起きたのは同州レッチェンタール(Luetschental、レッチェン谷)。3人は29日午後、谷に降下する予定でヘリコプターから飛び降りたが、近郊ゼンク(Sengg)の牧草地に墜落したという。
救急隊が現場に到着した時、ニュージーランド人男性(33)とフランス人男性(34)は既に死亡していた。残る1人の男性が重傷で、ヘリコプターで病院に搬送されたが、国籍や年齢は明らかにされていない。
ウイングスーツフライングは極限状況で行われるエクストリームスポーツの1つで、毎年20人余りが命を落としている。
昨年8月には、2012年夏のロンドン五輪の開会式でジェームズ・ボンド(James Bond)に扮したスタントマンのマーク・サットン(Mark Sutton)さんが、スイス山岳地帯で行われていたウイングスーツフライング大会中の事故で死亡した。(c)AFP