【3月29日 AFP】ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんは28日、ボスニア・ヘルツェゴビナにあるスレブレニツァ虐殺記念館(Srebrenica Genocide Memorial)を訪れ、1995年に起きたスレブレニツァの虐殺の犠牲者らに哀悼の意を表した。

 ジョリーさんは同日これに先立ち、性暴力が「戦争の武器」として使われることがあってはならないとして、紛争地での性暴力の撲滅を国際社会に訴えた。

 虐殺の犠牲者を悼んで開設された記念館でジョリーさんは、同行した英国のウィリアム・ヘイグ(William Hague)外相と共に、1992~95年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時に組織的レイプの被害に遭った女性たちや、家族や親しい人たちを失った女性たちと面会。また、イスラム教徒の女性たちの習慣を尊重して黒い服とヘッドスカーフに身を包んで墓地を参拝、犠牲者追悼のための石碑に花輪を捧げた。(c)AFP