【3月29日 AFP】世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2014)は28日、さいたまスーパーアリーナ(Saitama Super Arena)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が町田樹(Tatsuki Machida)を僅差で逆転し、大会初優勝を飾った。

 ショートプログラム(SP)首位の町田に6.97点差の3位につけていた19歳の羽生は、フリーで191.35点をたたき出し、合計282.59点を記録した。

 日本勢が世界選手権の男子シングルを制したのは、高橋大輔(Daisuke Takahashi)がバンクーバー冬季五輪で銅メダルに輝いた1か月後の2010年大会で優勝して以来、史上2人目となった。

 13-14フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズのスケート・アメリカ(Skate America 2013)とロシア杯(2013 Cup of Russia)で優勝し、ソチ五輪では総合5位だった24歳の町田は、世界選手権初出場となった今大会のフリーで184.05点を記録し、合計282.26点で2位に入った。

 フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2014)で2連覇を達成したハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez、スペイン)は、ショートの2位から1つ順位を下げ、合計275.93点で2年連続の銅メダルを獲得した。