【3月27日 AFP】タイの宇宙技術当局は27日、同国の地球観測衛星が捉えたインド洋(Indian Ocean)南部に浮遊する300の物体の衛星画像を公開した。消息を絶った後、インド洋に墜落したとされるマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便の残骸の可能性があるとみられている。

 タイの地球情報宇宙技術開発局(Geo-Informatics and Space Technology Development Agency)が公開した衛星画像は、24日のMH370便の捜索活動中に撮影されたもので、オーストラリア・パース(Perth)の南西約2700キロの海域に、大きさ2メートルから15メートルほどの浮遊物300個が散在しているのが写っている。

 一方、インド洋南部で続けられている捜索活動は27日、悪天候により再び中断。MH370便の謎解明を暴風や雷雨が阻んでいる。(c)AFP