ローマが新スタジアムの構想を正式発表
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【3月27日 AFP】イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)は26日、5万2000人収容の新たな専用スタジアムの構想について、正式発表した。
現在、同じローマ(Rome)を本拠地とするラツィオ(SS Lazio)とスタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)を共用しているローマだが、クラブはこの状況を終わらせることを目指している。
米国人オーナーのジェームズ・パロッタ(James Pallotta)氏の下、現在リーグ戦で2位につけるローマは、クラブによれば「世界最高のサッカークラブの1つ」になることを目指している。
パロッタ氏は、ローマ市南西部に建設される新スタジアム「スタディオ・デッラ・ローマ(Stadio della Roma)」への移転が、国内外でのタイトル獲得への挑戦というクラブの長期戦略において、大きな一歩になるとみている。
米プロバスケットボール協会(NBA)のボストン・セルティックス(Boston Celtics)の株主でもあるパロッタ氏は、多目的施設となるスタジアム周辺が商業や娯楽の機会を提供し、それが多くの人々を引きつけると確信している。
プレゼンテーションに臨んだパロッタ氏は、初期費用は3億ユーロ(約422億円)となり、さらに関連するインフラ整備事業やスタジアムへつながる道路の敷設、また周辺の土地整備などに必要な額を考えると、総額10億ユーロ(約1400億円)ほどにまで膨らむ可能性があると明かした。
スタジアムは16-17シーズンのセリエA開幕に合わせて完成し、こけら落としが行われる予定となっている。(c)AFP