米ワシントン州の地滑り、死者24人に
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【3月26日 AFP】米西部ワシントン(Washington)州の小さな町オソ(Oso)を22日に襲った大規模な地滑りによる死者は24人になった。地元消防当局が25日、発表した。
既に遺体が収容されていた14人に加え新たに2遺体が収容され、さらに8人の遺体が確認された。現場では地元自治体と州の緊急当局に州兵も加わって捜索活動が続けられている。
行方不明者は176人とされているが、これには二重に数えられている人々や、安否不明と伝えられた後に姿を現した人が含まれている可能性があることを当局は強調している。
核安全保障サミット(Nuclear Security Summit、NSS)に出席するためにオランダを訪れていたバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は24日、ワシントン州を対象に非常事態を宣言した。
匿名でAFPの取材に応じた緊急作業員は「川の水位上昇と氾濫により、川辺に最も近い地滑り現場(の地盤)は不安定さを増している」と語った。
カスケード山脈(Cascade Mountains)周辺では数週間前から豪雨が続いており、雨はさらに数日続くという予報が出ている。(c)AFP/Paul Brown