アポロ計画で使用のカメラ、7800万円で落札
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【3月25日 AFP】米航空宇宙局(NASA)が1969~72年の月探査ミッションで使用したカメラが、22日にオーストリアの首都ウィーン(Vienna)のヴェストリヒト・ギャラリー(Gallery Westlicht)で競売に掛けられ、予想落札価格を大きく上回る55万ユーロ(約7800万円)で落札された。
当初は15万~20万ユーロの価値があるとされていた銀色のハッセルブラッド (Hasselblad)製箱形カメラは、競売に電話で参加した入札者によって落札された。
NASAのアポロ11~17号のミッションでは14台のカメラが月に送り出されたが、地球に持ち帰られたのは、今回落札されたカメラだけ。1971年7月~8月のアポロ15号ミッションに搭乗した宇宙飛行士ジム・アーウィン(Jim Irwin)氏が使ったもので、299枚の写真が撮られた。(c)AFP