【3月25日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は24日、眼鏡型端末「グーグルグラス(Google Glass)」の米国での開発・販売について、レイバン(Ray-Ban)など多くのブランドを傘下に持つイタリア眼鏡大手ルックスオティカ(Luxottica)と提携することで合意したと発表した。

 グーグル側はルックスオティカとの提携について「眼鏡型端末の新興市場に踏み込むこれまでで最大の一歩」と呼んでいる。

 ルックスオティカの傘下には、オークリー(Oakley)、アランミクリ(Alain Mikli)、レイバン、ヴォーグアイウェア(Vogue-Eyewear)などのブランドが名を連ねている。

 眼鏡型端末については「プライバシーを侵害する」、「着用によって注意散漫になる」、「テクノロジーを崇拝するマニアのためのもの」といった批判があるが、グーグルは前週声明を発表し、その中で「秘密裏に撮影したければ、わざわざ顔にかけて目立ち、ユーザーが何か操作するたびに光が点滅するようなものよりも、もっとましなカメラが存在している。どこかの企業がスパイのための道具を作りたいと思ったら、グーグルグラスよりずっとうまくできるだろう」と反論していた。

 グーグルグラスは、Wi-Fiスポット経由か、またはより一般的には、携帯電話を通じてインターネットに接続する。画像や動画はグーグルのSNS「グーグルプラス(Google+)」を通じて共有可能になるとみられる。(c)AFP