米シカゴの空港駅で脱線事故、30人以上負傷
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【3月25日 AFP】米シカゴ(Chicago)のオヘア国際空港(O'Hare International Airport)駅で24日未明、列車が脱線しプラットホームのエスカレーターに乗り上げる事故があり、30人以上が負傷した。
シカゴ交通局(Chicago Transit Authority、CTA)によると、同局が運行するブルーライン(Blue Line)の列車は、駅に到着後も減速せず停止位置を通り過ぎ、ホームに乗り上げた。負傷者の中には病院に搬送された人もいたが、多くは現場で手当てを受けた程度で、全員が命に別条はないという。
事故発生は午前3時前で、空港にいる人は比較的少ない時間帯だった。事故当時、列車には50人ほどが乗っていたという。
CTAは今後、米国家運輸安全委員会(National Transportation Safety Board、NTSB)とともに事故原因を調査する予定。CTAの広報担当は、「現段階で事故原因を推定するのは時期尚早だ」と語った。
オヘア国際空港駅は事故列車の車体を撤去するため一時的に閉鎖され、空港に向かう人に対しては、バスによる代替輸送が行われる。
シカゴでは昨年9月にも郊外の駅でブルーラインの列車が別の列車に衝突する事故が起きており、40人ほどの乗客が負傷している。(c)AFP