北朝鮮がまたロケット弾発射、中韓首脳はハーグで会談へ
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【3月23日 AFP】韓国国防省の報道官がAFPに語ったところによると、北朝鮮は23日午前1時ごろから午前2時半(日本時間同)ごろまでの間に、東部沿岸から日本海に向けて短距離ロケット弾16発を試験発射した。22日にも30発発射しており、来月まで実施される米韓合同軍事演習への抗議とみられている。
報道官は「ロケット弾の射程は約60キロ」と指摘し、旧ソ連時代の地対地ロケット「FROG」だと付け加えた。北朝鮮による試験発射は珍しいことではないが、ここ数週間は相次いでおり、22日の30発を含めて今月これまでに約70発が発射された。米韓両国は「挑発的」だとして発射を止めるよう促している。
こうした中、韓国の大統領報道官によると、朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)同国大統領は23日夕、核安全保障サミットが開催されるオランダのハーグ(Hague)で、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と会談する。韓国・聯合ニュース(Yonhap News)は、両首脳は4度目となる会談で北朝鮮核問題などを協議するとみられると伝えた。韓国国防省は、2006年、09年、13年に核実験を3度実施した北朝鮮が近く新たな核実験を実施する兆候は今のところ見られないとしている。(c)AFP