【3月23日 AFP】中国は22日、消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia AirlinesMH370便の残骸である可能性が高い巨大な浮遊物の新しい衛星写真を公表した。

 国家国防科学技術工業局(State Administration of Science, Technology and Industry for National DefenceSASTIND)が公表した3月18日撮影の画質の粗い写真には、インド洋(Indian Ocean)南部に浮かぶ長さ22.5メートル、幅13メートルほどの物体が写っている。

 位置は、オーストラリアが20日に公表した3月16日撮影の衛星写真で、残骸とみられる2つの物体が確認された場所から120キロほど離れた海上。オーストラリア西部パース(Perth)の南西約2500キロに位置するこの海域は、嵐が吹き荒れる隔絶された場所だ。

 この海域を、最新鋭の監視装置を搭載した対潜哨戒機P3Cオライオン(Orion)4機を含む航空機6機が捜索しているが、3日目の22日も成果は得られなかった。(c)AFP/Greg Wood