【3月20日 AFP】(一部更新、図解追加)オーストラリア当局は20日、約2週間にわたり消息を絶ったままのマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便と関係があるかもしれない2つの物体が、衛星画像の分析により、インド洋(Indian Ocean)南部の海上で見つかったと発表した。

 トニー・アボット(Tony Abbott)首相は、これを「新たな信頼できる情報」と強調している。

 同国西部パース(Perth)から南西へ約2500キロの海域に、同国空軍の哨戒機「オライオン(Orion)」が向かっており、さらに監視機3機も向かう予定だ。

 オーストラリア海洋安全局(Australian Maritime Safety AuthorityAMSA)のジョン・ヤング(John Young)氏は記者会見で、「これらの物体は比較的(輪郭が)ぼんやりしている」ことから、「水で覆われ、水面近くを浮き沈みしているとみられる」と述べた。2つの物体のうち、大きい方の幅は「24メートルと推測され」、もう1つはそれより小さいという。「これは、今のところわれわれが手にしている最大の手がかりだ」と同氏は述べている。(c)AFP