【3月20日 AFP】マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を率いる悩み多き指揮官、デビッド・モイーズ(David Moyes)監督が、欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)のオリンピアコス(Olympiacos)戦で逆転での劇的な準々決勝進出を決めた試合後、重圧にはさらされていないと強調した。

 ユナイテッドは、ロビン・ファン・ペルシー(Robin van Persie)がハットトリックを達成して第1戦の2点差を跳ね返す3-0の勝利を飾り、モイーズ監督も、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)ではここまであまり味わえなかった成功を堪能した。

 しかし、16日のリバプール(Liverpool FC)戦に0-3の完敗を喫した結果、リーグ戦で首位と勝ち点18差、4位とは同12差となっていることで、モイーズ監督の指揮官としての地位は、監視の目にさらされている。

 英メディアからは、オリンピアコス戦の結果に関わらず、モイーズ監督が仕事を失う危険は残ると示唆する報道も出ているが、指揮官本人は、自身がクラブからの全面的な支持を保っていることに自信があると語った。

 モイーズ監督は報道陣に対し、「クラブ内部からの重圧は感じない」とコメントした。

「重圧をかけているのは君たち周りの人間だ。われわれは、自分たちがしなければならない仕事を分かっている。おそらくそれは、私が初めてこのクラブに来た時に思っていたよりも大きなもののはずだ」

「この選手がいなくなったとか、あの選手がいなくなったとかいう話があるが、くだらないことだ。周りはわれわれが上手くやれていない理由を探しているが、その理由はただ1つ、自分たちが良いプレーをできていないからだ」