スノーデン容疑者、米通信傍受の新暴露を約束 TED会議
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【3月19日 AFP】米当局による監視プログラムを暴露して訴追された米情報当局の元契約職員、エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者が18日、カナダのバンクーバー(Vancouver)で開かれたTED(Technology Entertainment Design)会議に、亡命先のロシアから遠隔操作ロボットを通じて「参加」し、「暴露は今後も続く」と述べた。
スノーデン容疑者は、画面に自らの顔が映った車輪付きのロボットをステージ上で操作して潜伏先から講演を行った。
この中でスノーデン容疑者は、「暴露は今後も続く」と語り、「最も重要な報告の一部はまだ公表されていない」ことを明らかにした。
同容疑者については、英雄的な内部告発者なのか裏切り者なのかについての議論が続いている。だが米国家安全保障局(National Security Agency、NSA)の元契約職員である本人はこの議論を重要視せず、プライバシーとインターネットの自由のための闘いに世界中の人々に加わるよう呼び掛けた。
スノーデン容疑者へのインタビューはTEDのキュレーターを務めるクリス・アンダーソン(Chris Anderson)氏が行い、途中、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)の考案者であるティム・バーナーズリー(Tim Berners-Lee)氏も会話に加わった。
アンダーソン氏がTEDの聴衆──著名人や革新的で影響力の高い人が多いことで知られる──に投げかけた「スノーデン氏は善の力になっているか」という質問には、会場から大きな拍手が沸き起こった。(c)AFP/Glenn CHAPMAN