史上最大規模の児童ポルノサイトを摘発、米
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【3月19日 AFP】米当局は18日、大規模な国際オンライン児童ポルノ組織を摘発したと発表した。同組織が運営するウェブサイトの会員数は2万7000人以上と、これまで存在が明るみに出た児童ポルノ組織の中でも最大規模だという。
当局によると、同ウェブサイトの運営者ら14人が逮捕・訴追された。
このウェブサイトの被害にあった児童は、米国の39州と英国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、ベルギーの250人以上に上り、大半は10~17歳の少年という。
米国土安全保障省のジェイ・ジョンソン(Jeh Johnson)長官は記者らに対し、摘発された組織は「知られている中で史上最大の児童搾取活動のうちの一つ」だと語った。
この違法ウェブサイトは、Torネットワーク上に構築された秘密サービスとして、2012年6月から、運営者が逮捕された13年6月まで運営されていた。
Torネットワークとは、ユーザーの位置を隠蔽(いんぺい)し、ネット上での匿名性を確保するために利用される技術。
米当局によると、摘発された当時、同ウェブサイトにはウェブカメラで撮影された2000本以上の動画が投稿されており、その大半はサイト運営者らが性的なコンテンツを作るためにおびき出した少年らを写したものだった。
捜査は、国土安全保障省の他、入国・税関管理局(Immigration and Customs Enforcement)のサイバー犯罪部と米国郵便検査サービス(US Postal Inspection Services)らが協力して実施し、現在も進行中だという。(c)AFP