【3月18日 AFP】8日未明に消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便について、中国新華社(Xinhua)通信は18日、駐マレーシア中国大使の談話を引用し、中国人乗客153人にはテロやハイジャックとの関連を示す証拠は見つかっていないと報じた。

 新華社通信は中国の黄恵康(Huang Huikang)駐マレーシア大使の談話として、中国本土出身の乗客全員について行った身元調査では、同機に対するハイジャックやテロ攻撃とのつながりを示す証拠は何も見つからなかったと伝えた。

 また黄大使によれば、中国当局は自国領内で独自にMH370便の捜索を開始している。衛星と軍用レーダーが捉えたデータから、MH370便がたどった可能性のある針路のうち北側の回廊空域は中国西域にかかっているため、中国当局は周辺地域での捜索救助活動を開始したとしている。(c)AFP