仏TGV、衝突死した遺体が車両に張り付いたまま走行
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【3月18日 AFP】フランス東部ベルフォール(Belfort)に近いプチクロワ(Petit-Croix)村の踏切で16日、自転車に乗っていた48歳の男性が、フランス国鉄(SNCF)の高速鉄道TGVの列車にぶつかって死亡した。遺体は先頭車両正面に張り付き、誰にも気づかれることなくそのまま40キロも運ばれたという。
遺体は次の停車駅ミュルーズ(Mulhouse)で乗員や乗客たちが列車から降りた際に初めて発見された。 警察とSNCFは17日、自殺と事故のどちらだったのか判断できていないと述べた。
SNCFの広報担当者は「運転士の視界には入らない先頭車両の右正面に遺体が張り付いていた」と説明し、このような事例は「比較的珍しい」とコメントした。
犠牲となった男性の自転車は、事故現場の踏切で警察が回収したという。TGVは通常運行の場合、最高時速322キロで走行する。(c)AFP