【3月17日 AFP】消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便の信号システムが停止された後に、コックピットから最後に届いた声は、初動捜査の段階で副操縦士のものと思われると、マレーシア航空のアフマド・ジャウハリ・ヤヒヤ(Ahmad Jauhari Yahya)最高経営責任者(CEO)が17日、記者会見で語った。

 航空機側から地上へ重要な運航情報を提供する「航空機情報呼び出し・伝達システム(ACARS、エーカーズ)」が意図的に止められた後、コックピット内からは比較的リラックスした声で「了解、おやすみ」という最後の音声通信が届いていた。

 MH370便に関する捜査では現在、ザハリ・アフマド・シャー(Zaharie Ahmad Shah)機長(53)とファリク・アブドル・ハミド(Fariq Abdul Hamid)副操縦士(27)に焦点が当たっている。通信システムが停止された際、誰が機体を操縦していたかが重要な問いの一つになっている。(c)AFP