【3月17日 AFP】ウクライナ南部クリミア自治共和国の議会は、前日クリミア半島で行われたロシア編入の是非を問う住民投票で、編入支持が96.6%と圧倒的多数だった結果を受けて17日、ウクライナからの独立を宣言し、ロシアへの編入を承認した。

 議会が承認した文書では「クリミア共和国はこの国を独立国家として承認するよう、国連(UN)と世界のすべての国々に要請する」と述べている。またクリミア半島にあるウクライナの国有資産は全て、クリミアが国有化するとも宣言した。

 これに先駆け、親ロシア派の指導者、セルゲイ・アクショノフ(Sergiy Aksyonov)クリミア自治共和国首相が発表した前日の住民投票の結果は、投票した人の96.6%がウクライナから分離し、ロシアへ編入することを支持した。この住民投票を承認している国はロシアだけで、国際外交の危機を引き起こしている。(c)AFP