【3月16日 AFP】今月8日未明に消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便が何者かに故意に針路を変えられたとの見解が示されたことを受け、機内で何が起きたのかいくつかのシナリオが浮上している。乗客のほか、操縦室にいた乗員に関する厳密な調査が必要と判断され、警察はすでに操縦士の家宅捜索に乗り出したと報道されている。

 MH370便はザハリ・アフマド・シャー(Zaharie Ahmad Shah)機長(53)とファリク・アブドル・ハミド(Fariq Abdul Hamid)副操縦士(27)が操縦していた。

 AFPがマレーシア国内の報道機関から得た情報では、警察は15日に2時間にわたって機長の自宅の家宅捜索を実施。その様子は記者らが確認しているという。ただし、これについて警察からのコメントは取れていない。

 仕事に対する機長の情熱を称賛するコメントが書かれているインターネット上の投稿によれば、機長の自宅には自ら組み立てたフライトシミュレーターがあったという。