【3月14日 AFP】ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)で13日、ウクライナ暫定政権支持派のデモ参加者1人が、親ロシア派のデモ参加者に刺され、死亡した。ロシアがクリミア(Crimea)半島の掌握に乗り出して以降、ウクライナ南東部では緊張が高まっているが、死者が出たのは初めて。

 ウクライナ保健省によると、死亡したのは22歳の男性。参加していた暫定政権支持派の集会が、親ロシア派の集会の参加者から襲撃され、その際に刺されたという。地元当局の話では、この衝突で他に16人が負傷し、うち13人は重傷だという。

 地元当局によれば、ドネツクで行われていた1000人規模の暫定政権支持派の集会に対し、2000人規模の親ロシア派の集会の参加者が、警察の警戒線を突破して襲い掛かったという。(c)AFP