怒ったネコ、飼い主一家を「身柄拘束」 米オレゴン
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【3月12日 AFP】米オレゴン(Oregon)州で9日、怒り狂った体重10キロのネコが飼い主の一家をアパートの一室に閉じ込めるという騒動があった。
オレゴン州ポートランド(Portland)に住むリー・パーマー(Lee Palmer)さんが飼っているラックス(Lux)という名の4歳になる雄のヒマラヤンが、パーマーさんの生後7か月になる息子に襲い掛かったため、パーマーさんはラックスを蹴った。
これがラックスの怒りの火に油を注いだため、パーマーさんは赤ちゃんら家族とともに寝室に逃げ込み、警察に通報する羽目になった。
地元紙オレゴニアン(Oregonian)が入手したパーマーさんの緊急通報の音声によると、パーマーさんは「飼いネコにベッドルームに閉じ込められた。ドアの前に居座って、外に出してくれない」と救援を求めた。
「ネコを蹴飛ばしたら、あいつ、おかしくなったんです。とてつもなく凶暴になった」と説明した。「聞こえます?」というパーマーさんの声と共に、怒り狂うネコの鳴き声が聞こえていた。対応した女性オペレーターは落ち着いた声で「ええ、聞こえます」と答えた。
パーマーさん宅に到着した警察がイヌ捕獲用の輪なわでラックスの身柄を確保し、騒動は一件落着した。
パーマーさんは、今後のラックスの処遇について「検討中だ」と述べ、「絶対に息子のそばに近寄らないよう、しっかり見張っているつもりだ」と語っている。(c)AFP